親和への追悼
2005年3月4日
「もっとも恐るべきデッキとは何か わかるかねインテグラ」
「………親和」
「そうだその通りだよ 我らが宿敵親和だよインテグラ
ではなぜ親和はそれほどまでに恐ろしい?
親和は弱点だらけだ
《酸化》を嫌い 《ヴィジリアンのシャーマン》を嫌い 《死者の嘆き、崩老卑》や《機械の行進》には身を焼く
《減衰のマトリックス》を割れず 《爆破》に目をそむけ 《無効》に目をそむけ
ほとんどの親和はメタられれば動けず 安息の環境は唯一ツ狭く小さなスタンダードだけ
それでも親和は無敵のデッキと呼ばれる
インテグラ 何故だかわかるかな」
「………殴らなくても勝てる事?」
「それは決定的ではない」
「アーティファクト破壊を打たないと死なない?」
「少々役不足だ 倒す法はそれに限らん」
「親和能力を使いいくらでもクリーチャーとアーティファクトを増やす?」
「それは確かに恐るべきことだ だが無敵か、とは少し違う
もっともっともっともっと単純なことだ」
「………速い?」
「そうだ 親和はとっても速いのだよインテグラ
親和 接合 0マナアーティファクト 《物読み》 《爆片破》 《頭蓋囲い》 《ちらつき蛾の生息地》
《大霊堂の信奉者》 《電結の荒廃者》 《頭蓋骨絞め》 《金属ガエル》 etc etc
しかし最も恐るべきはその単純な鬼回り…『速度』だ
コントロール達を軽々とぼろ雑巾の様に引きちぎる
そしてたちの悪いことに親和達はその力を自覚している
単一能としてでなく 彼等の理知を持って力を行使する『暴君』だ
親和とのクリーチャー戦闘は死を意味する
いいかねインテグラ 親和とは知性ある
殴り勝つ『デッキ』なのだ これを最悪といわず何をいうのか」
以上、ヘルシング4巻P5〜P7より引用。何も言わないでください、テスト前の現実逃避なんです。
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